プラセンタ

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プラセンタ

プラセンタの作用

プラセンタ薬を筋肉注射により直接体内に投与します。肝機能障害・更年期障害の薬として厚生省認可を受けている薬です。

プラセンタとは

胎盤のことをプラセンタといいます。
母親の胎内で胎児と母体をつなぎ胎児を育てる臓器ですが、もともと女性の体に備わっているものではなく、受精卵が子宮内壁に着床して初めてつくられる臓器であり、役目を終えると出産とともに母体外に排出される短期的な臓器です。
受精卵は、わずか10ヶ月の短期間に重さ3kgもある赤ちゃんへと成長しますが、この驚異的な生命を育むのが胎盤の役割です。
胎盤の薬効は世界中で古くから注目され、とりわけ滋養強壮薬として珍重されており、多数の漢方薬等にも配合されてきました。

プラセンタに含まれる有効成分

タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン、アミノ酸、様々な酵素、様々な細胞増殖因子やサイトカイン など

プラセンタの注意

~副作用~

ラエンネック(プラセンタの製品名)の主な副作用は、注射部位の疼痛、過敏症(発疹・発熱・掻痒感など)、注射部位の硬結などです。
また、本剤はヒト組織由来のタンパク・アミノ酸製剤であるためショックを起こすことがあります。
ラエンネックの投与を受けてこのような症状が出た場合あるいは不安に思われた場合は、必ず担当医師にご相談ください。

ウイルスや細菌などへの予防対策

ウイルスや細菌が製品に混入しないようにするため、次のような汚染防止対策を講じております。

  1. 原料提供者について医師によるウイルス等感染症のスクリーニングを実施
  2. 受入試験でB型肝炎、C型肝炎及びエイズ(後天性免疫不全症候群)のウイルス検査に適合した原料を使用
  3. 製造工程では、科学的に証明された種々のウイルス不活化処理を実施
  4. 最終製品についてB型肝炎、C型肝炎及びエイズに加えT細胞白血病及びリンゴ病のウイルス検査を実施してウイルス等が陰性化していることを確認

またラエンネックを含めヒト胎盤を原料として製造される医薬品の投与により、感染症が伝播したとの報告は現在まで国内・海外ともにありません。
しかし変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)等の伝播のリスクを理論的に完全に否定することはできません。
このことから ラエンネックを含めヒト組織や血液を原料とした製品を使用した方は、献血を控えることがもとめられています。

※昭和49年の発売以来、ラエンネック投与によるB型肝炎、C型肝炎、エイズ、vCJDなどの感染症の報告はありません。

当クリニックでは、株式会社 日本生物製剤のプラセンタ薬(商品名:ラエンネック、メルスモン)を使用しています。